カスタマーハランスメント対策の実務策⑬

『この電話は応対品質向上のために、録音をしています』と音声ガイドを必ず流すこと

 企業に電話をすると『この電話は応対品質向上のために、録音をしています』と音声ガイドが流れることも当たり前になりました。ただ、この電話を録音していることを伝えるとお客様が怒るので、録音していることを伝えていない。という思考の企業もあります。その考えは間違いです。録音されていることで怒る相手は、常識人ではありません。常識人ではない人に、対応を合わせる必要はありません。つまり、録音をされるのが嫌なお客様の対応はしない。という考えをしっかりと持ってください。ただし、そのようないちゃもんを言わせないために必ずやらなければならないことは、録音していることを伝えることです。しかし、担当者が生で肉声で伝えることはいけません。録音されたガイド音声で伝えてください。そうすると、お客様もいちゃもんを言うタイミングを失います。いちゃもんを言いやすくしないような仕掛けを取ることが必要です。